作業療法士の発達障害と向き合う日々

まだまだ経験の少ない作業療法士ですが、頭の中は子供たちの事でいっぱい、、、根拠ある作業療法とは何なのか、日々格闘中!!

避難している発達障害の子供たちに必要なこと

14日から続いている九州を襲う地震

私自身も九州にいて、地震を体感しました。

何も被害はありませんでしたが、

本当にこの先どうなってしまうのか不安で

怖かったです。



幸いなことに引っ越す予定があったので

今は九州から出ていますが

九州、熊本にもたくさん友達がいます。

心配な想い、何も助けることが出来ず九州を離れてしまった

罪悪感、無気力を感じています。




そして、今私が出来ることは、ブログを書く事だと思い立ちました。


今、10万人の方が600以上の避難所で暮らされています。


その中で発達障害のお子さん達はどれくらい、いるでしょうか??(>_<)


いつもと違う状況、環境が苦手な子供たち、、、



東日本大震災の時、発達障害のお子さんやお母さんが避難生活を苦に亡くなられている話を聞きました。



何か少しでも工夫が出来れば、生活が楽になればと思い、記載してみます\( •̀ω•́ )/


1番良いのは、現地の避難所に行き、その子供に合わせて工夫してあげることだと思います!


これを見て、保護者の方や作業療法士の方が行動してくださったら嬉しいです(ㅅ´ ˘ `)



みんなで頑張りましょうね!!




まず、発達障害のお子さん達に多く見られる感覚不適合さに対してです。


感覚不適合さとは、ある感覚がすごく敏感であったり、感じにくかったりするために様々な問題が起きている事です。



◎聴覚
発達障害のお子さんに多く見られます。
大きな音が苦手な子、特定の音が苦手な子、いつもと違う音が聴こえてくる。

イヤーマフを使う。ヘッドホンをする。耳栓やイヤホンが有効なことも。

・好きな音を聞く。イヤホンで音楽を聴く。鈴の音が好きな子もいる。好きな音が聴けると安心する場合がある。


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◎視覚
体育館や屋外など広い空間で色んな刺激が入ってきます。情報が多いと混乱してしまう場合があります。

・段ボールや布で仕切りを作って、その子だけの空間を作ってあげる。寝転んだ時に天井が高いことも不安になるかもしれません。

・家や学校の壁や壁にかかっている物など、親しみのある物を近くに置く。

・多すぎる光を遮断するためにサングラスをする。


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◎触覚
避難先の毛布や枕が肌に合わない場合があります。

・毛布と肌の間に好きな感覚の服などを敷く。


◎嗅覚
親御さん達が気づきにくい問題です。特定の匂いが苦手なお子さんも、色んな匂いが混ざるのが苦手なお子さん、給食など多量な匂いが苦手なお子さんもいます。

・マスクをする、鼻栓をして匂いを遮断する。

・炊き出しなどの側から離れた所に避難する。

・家の匂いが落ち着きます。家から持ってきた服などを周りに置くことも有効かもしれません。




◎見通しをつける
何より予測していなかったことが起こる避難生活。
安心して過ごすために工夫が必要です。

・揺れたら、どうしたら良いか明確に教えておく。布団をかぶる、机の下に隠れる、など。

・カレンダーや時計など、すぐに日にちや時間を確認出来るようにしておく。

・見慣れない箱に入ってる避難食は食べづらいです。大人が食べている姿を見ると食べられたり、いつも使っている食器やお弁当箱に入れ替えてあげると安心出来ることがあります。





まだまだたくさんの問題が起こってくるかと思います(>_<)

私が気付いていない支援方法もあるかと思います。


質問などがありましたら、ぜひコメントください!


良い工夫がありましたら、教えてください!




一刻も早く避難生活が終わりますように。

元の生活に戻れますように。




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