作業療法士の発達障害と向き合う日々

まだまだ経験の少ない作業療法士ですが、頭の中は子供たちの事でいっぱい、、、根拠ある作業療法とは何なのか、日々格闘中!!

運動を獲得していくまで~縄跳び編~

こんにちは\(^ω^)/今日も運動について語りましょうか!!


なぜかというと、今年度初スノボに行ったからです。



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そう、わたくし、スノボど下手です。


バランスとか悪いほうじゃ無いと思ってたんですが、スピードが怖いんです。


だから身体が怖がり過ぎてバランスとる前に転んでしまいます。



そして、反省。



日頃子供たちが運動しながら「怖い((((;゜Д゜)))」って言ってるのに


「大丈夫。大丈夫。」(*^^*)←安全は保障してる。


と勧めてました(*^^*ゞ怖いと無理だよね(笑)



私のスノボはみんなに置いてかれて、1人猛特訓の時間となりました!!\( •̀ω•́ )/


さて、発達障害の子ども達も運動が苦手な事が多いと以前記事に書きましたね。

こちら↓

ot-ahilu.hatenablog.com



その苦手な運動をどうやって、教えていくのか、私のスノボを例に進めていきましょう。





まず、運動を教える時にも段階づけが必要ですよね(*^^)v

そうです。スモールステップが大事です。


そして細かく動作分析が必要です。



難しい言葉ですが、作業療法士の方は覚えましょう。

そして、お父さんお母さんはこの考え方をモノにしましょう('ω')ノ



では、早速いきますよ!!↓↓


私のスノボでの最終ゴールは、ターンをしながら行きたい方向へ左右、真っ直ぐに滑れるようになる。


そして、短期ゴールは、ターンが出来ること。



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そのターンですが、分析してみると、ターンした後に後ろ向きに滑らなくてはなりません。


なので、まずは、山に向かい後ろ向きに左右に滑る練習。(スモールステップ1)


そして、そこから前向きに戻る所をひたすら練習。(スモールステップ2)



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やっと、前向きからターンして前向きにまた戻る、という技が数回出来ました(*^^)v





スノボをした事ある人ならわかって頂けたかと思いますが、やはり!


子供に置き換えて説明いたしましょう!!






課題は縄跳びです(*'▽')←大好きな分野で毎日教えている(笑)




縄跳びを動作分析すると、


①跳ぶところ

②縄を回すところ

③跳ぶ事と縄を回す事を同時にする事




これは、①→②→③の順番に出来るかどうか、何処まで出来るか見ていきます。


それぞれのcheckポイントを挙げておきます。



①跳ぶ所で言うと、真っ直ぐ上に跳べているかどうか、着地音は大きくないか、跳んでいる時の姿勢はどうか、


何回連続して姿勢を崩さずに跳ぶ事が出来るか。




②縄を回す所は、肩・肘・手首の何処を中心の軸として縄を回しているか、回す向きは合っているか、速さは適切か、左右差はあるか。




③跳ぶ動作と縄を回す動作を同時にする所。こここそが協調運動!!

発達障害の子供達が苦手とする所です。

①、②にも問題がある事が多いんですが、①、②は出来るのに③は出来ない事はあります。



縄を回しだすと跳び方が違ってきていないか、縄を回す速さと跳ぶタイミングが合っているか、姿勢が崩れやすいか、または過度に固定していないか。




③が出来ない子供達には、まずは道具を使わないリズム運動を取り入れたりします。


・手を大きく振りながらスキップをする。

・手を大きく振りながら後ろ向きスキップをする。

・高這いで速く走る。

・跳びながら手を叩いたり上肢の運動をする。

・走って来て高い所へ跳び、上肢を高く挙げる。




これらの運動に共通するところは、下肢の運動をしながら上肢を動かす






子供達の体育も、縄跳び、持久走の季節ですね('ω')ノ


休日に縄跳びを一緒に動作分析して特訓してみるのはどうでしょう??



ご意見・ご感想も聞かせてくださいねっ!!



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