バンクーバーでカナダと日本の医療の違いについて考える
皆さん!!お久しぶりです~(;O;)
(生きてます。私。ひとりで感動しています。)
バンクーバー、カナダに来てから早いもので3か月経ちました。
全くこのブログ更新してなかったけど、毎日たくさんの方が訪問して下さっていて
嬉しい限り、そしてたくさんの方々が悩まれているんだな*1
と、実感しています。
この3か月間、今までとは全く違う環境で医療とはかけ離れた環境で生活しておりました。
最初は違和感というか、なんというか、「こんな事してて良いんだろうか?」と自責の念に駆られる事多々ありました。
ほんと~に私は病院で働いている時は発達障害と向き合ってたんだなぁと思いました(#^^#)
実際、少し医療と離れてみて良かったと思います。少し違った観点から違う方面から考える事が出来ていると思います。
私の事はさておき、カナダ、バンクーバーに来てみて思った事を書いてみようと思います。
カナダは大きい国なので都市ごとに色んなカラーがあります。東側はフランス語圏もあるそうな。
特にバンクーバーは多国籍(^^♪「カナダ人て何人?」みたいな状況。
道を歩けば英語も聞こえるけど、フランス、スペイン、中国、フィリピン、もちろん日本語も聞こえてきます。
ほ~んとうに『みんな違ってみんな良い』が実践されてる都市。
小学校でもクラスに同じ人種が3~4人いるかどうからしい。もちろん、人種が違うってだけでいじめられない。
もう、みんな慣れてるんです。みんな違うってことが。
私は最初戸惑いましたね。バス乗ってても、「あの人は何処出身だろ~?住んでるのかな~?男の人?女の人?」なんて感じで良い意味で興味津々でしたよ。
でもね、住み続けると慣れるんですよね。そして、そんな事はたいした事じゃない。
まぁ出身国の話は聞きたかったりするんだけど、しいていえば
ここで何をしているのかが重要。
どこの国から来たとか、どこの大学出たとか、家族関係とかね、歳とか関係無いんです。
ここで、今何を考えて何をしているのか、今に焦点を当ててみんな話しているように思います。
そして、みんな自分の意見を持っています。それを主張出来ます。子供でもね。
子供でも疑問に思った事は質問しているし、面白い考えを持った人には「どうしてなの?」「どういうことなの?」と質問し合ったりします。
ちょっと変わった意見を持っていたって、尊重されます。
反対意見を言う人も、もちろんいますが、誰一人、人の意見を変えようとはしません。
自分のしたい事がはっきり言える。全ての意見が受け入れられる雰囲気のここでは
私にしても生きやすいです。
もちろん相手を尊重する事は忘れずに、でも日本程、上下関係ありませんし
周りの目を気にしなくて良い気がします。(本当に私生きやすい。)
そんな基盤のあるカナダ、バンクーバー。
医療費はタダです。(もちろん市民のみ。)歯医者は別。
税金払って国が病院に納めるっていうシステムです。
「すごい!いいなぁ!」と思いますけど、両面あるみたいで。
バンクーバーはまず、ファミリードクターにかかるんだけど、(日本でいう近所のクリニック)
ここで大きい病院にかかるかどうか決まるみたい。
バンクーバー在住の日本人に聞いたけど、「どれくらい痛いか主長しないと簡単に済まされることがあるらしい!」
病院でまでもアピール力がいるとは。確かに無料だからたくさんの人が行きますし、並ぶし待ちますね。
無料も一概に良いとは言えませんね。
そして、バンクーバーで目をひくのが、路上で生活しているホームレス達。
そして、私として驚きなのが、そのホームレスの中に明らかに障害を持った方たちがいること。車椅子の人も含めて、多分発達障害、知的障害、精神障害者の方たち。
何らかの障害を持った方たちが、国から何のフォローも受けられずに、ホームレス生活を強いられている。
日本では考えられない事じゃありませんか??
そして、語学学校の先生から聞いたのですが、バンクーバーには、かつて精神障害者の方たち用の病院があった。けれど、財政難で閉めざるを負えなくなった。
行き場を失った方たちはホームレスになるしかなかった。病院や政府は薬の代わりにマリファナを提供しているとかどうとか、、、わかりませんが。(カナダではマリファナは合法です。)
障害を持った方たちが必死の思いで助けを求めているのに、それを補える制度や施設がカナダ、バンクーバーには無いんでしょうね。
この事は私にとっては衝撃でした。あんなに違うってことを否定しない国なのに、、、
それに比べて、日本はもちろん、こちらからアクションを起こせば、少しくらいは対応してもらえますよね。十分では無いと思いますが。
障害があったって、学校に通えるし、就職するための訓練所だってある、もちろん働く事も出来るし、生涯住む事の出来る施設もある。
もちろん、日本にだって全員をカバー出来ているとは思いませんが、カバーしようという姿勢は見える!私にはそう感じます。
もし、道端で危険行動に及んでいる人がいると、(私には当事者がヘルプを出しているんだと思います)病院に入院して治療を受ける事が出来る。
日本って良い国だな!(^^)!って思います。
でも、カナダのバンクーバーの人達はよりフレンドリー♪
バスで困っている人がいたら、みんな当たり前のように全力で助けます。
障害がある無しに関わらず。
日本みたいに「手助けいるかな~?自分で出来るのかな~?」
とか考慮する間も無く、助けます。
ベビーカー、車椅子、お年寄り、子供がバスに乗ってきたら、絶対席を譲りますし
まだ座って無いのにバスが発車したら、結構大人数でバスの運転手に「待って!」と声をかけたりします。
向こうにしてみても、助けられて当然という態度も感じますが、ちゃんと「サンキュー」ってみんな言ってます。
そして1日に1回は障害を持った方が街を歩いていたり、1人でバスに乗っている姿を見ます。
ただ、ここからは私の憶測ですが、
発達障害や知的障害、リハビリなどの認知は日本に比べて低い気がします。
日本では、その人が障害を持っているかどうかって重要ですよね??
もし、障害があったら、みんなで許しましょう。助けましょう。っていう精神。
でも、ここでは障害があるかどうかは問題じゃない。例え障害があっても、変な事をしている人は『クレイジーな人、変な人』で済まされてしまう。
厳しいといったら厳しい世界。
でも、多少みんなと違っていても個性で許される街。高機能自閉症の子には、絶対住みやすいと思う。
これから、リハビリについてもリサーチしていきますね(*^^)v
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