作業療法士の発達障害と向き合う日々

まだまだ経験の少ない作業療法士ですが、頭の中は子供たちの事でいっぱい、、、根拠ある作業療法とは何なのか、日々格闘中!!

うんちがトイレで出来るまで

こんにちは(^o^)/

今日も暮らしのあれこれ、日常生活動作(ADL:Activity of Daily Living)について書いていきます!!



食事・更衣に並んで必要なこと、


そう排泄です!


しかも、どう介入したら良いのかわかりにくい、うんち(排便)についてです( `ー´)ノ





発達障害のお子さんが便器でうんちが出来ない事、結構多いです。


そして、大きくなってからもオムツでしてしまう事を良く相談されます。




では、どうして便器で、トイレでうんちが出来ないか考えてみましょう(^^)/



・うんちをトイレでする事を知らない、理解出来ない。


・便器に1人でよじ登る事が出来ない。


・便器に落ちそうで怖い。ずっと座っていられない。


・便器に座ると踏ん張れない。お腹に力が入らない。


・うんちが便器内に落ちる音が怖い。


・うんちを拭くのが嫌だ。


・うんちの拭き方を知らない。拭こうと思うがキレイに出来ない。




などなど、まだまだ考えられますね(#^^#)


子供がどの理由で出来ないかは、しっかり評価しなくてはなりません!!



そして、自然と便器で出来るようになりにくいのが発達障害の子供達。



ここで、わかりにくい身体機能面から便器で出来ない理由を解説していきます(*'▽')




圧倒的に便器に座り続ける事が出来ない、踏ん張れない子供達が多いんです!!



一般のお子さんでもそうですよね。小さい頃は便器に座ると足が浮きます。


さらに便器の形って便器の中に向かってなだらかな斜めになっているんです。(今すぐ便器で確認してみて~)


まるで穴の中にお尻から落ちちゃいそうになりますよね



それを落ちないように手で支えたりお腹に力を入れて姿勢を保つんです。




その姿勢を保ちにくいのが低緊張で不器用な協調運動の苦手な子供達です。



姿勢を保ちにくい中でどうやってお腹に力を入れて、(腹圧をかけるとも言ったりします。)排泄出来るでしょうか?




まだ、小さいお子さんにはおまるをおススメします。


しっかり踏ん張ってうんちする習慣がつきます。





おまるで出来るようになった子には、良く小さいお子さんも使っている踏み台をおススメします。





これは、大人の便秘の方にも良いみたい!


ポイントは、足の裏がしっかり踏み台についていること


座っていても落ちそうに感じず、足の裏にしっかり体重をかけて踏ん張れること



何回か偶然でも、便器でうんちが出来ると、どのように身体を使って良いかわかります。



手で身体を支えやすくするために手すりを持つのも良いアイデアですね(^_-)-☆




もし、トイレが上手くいかないな~と感じている方がいらっしゃったら試してみて下さいね。


コメント下さったら評価してお答えしますっ\(^o^)/



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